今回は仮想通貨BitCrystals(ビットクリスタルズ)について説明していきたいと思います。
通貨名称 : BitCrystals(ビットクリスタルズ。ビットクリスタルと表記されることもあります)
通貨単位 : BCY
発行枚数 : 100,000,000BCY
リリース : 2015年02月06日
発行元 : EverdreamSoft(エバードリームソフト)（EOS）
BitCrystals(ビットクリスタルズ)とは？
BitCrystals(ビットクリスタルズ)は、2015年02月06日に公開されたトークンです。
発行元は、フリーソフトのオンラインゲームの開発などを手掛け、 スイスに拠点を置く会社EverdreamSoft(エバードリームソフト)（EOS）から発行され、ビットコインのブロックチェーンを使いオリジナル暗号通貨を作成できる技能を持つ暗号通貨CounterParty（カウンターパーティー）を使用して作られています。
BitCrystals(ビットクリスタルズ)が作られた目的
BitCrystals(ビットクリスタルズ)と言うトークンをなぜEverdreamSoft(エバードリームソフト)が作ったのか？それには、こうした理由が考えられます。EverdreamSoft(エバードリームソフト)はブロックチェーンなどの新技術を探求し、それらをプロジェクトに取り入れますといった主旨の発言もしている会社であり、Spells of Genesis(スペルズオブジェネシス)（略名・SoG）というトレーディングカードゲームとアーケードゲームの組み合わせらしいゲームを作ったのですが、Spells of Genesis(スペルズオブジェネシス)は世界初のブロックチェーンを利用したトレーディングカードゲームで、その中で使う通貨としてBitCrystals(ビットクリスタルズ)が生まれたようなのです。
ではなぜEverdreamSoftがトレーディングカードゲームに使うためのトークンを作ったのかというと2009年に発行されたオンライントレーディングカードゲーム「Moonga」をEverdreamSoft(エバードリームソフト)はつくりましたが、Moongaのなかで、レアカードを1000ドル以上で取引している人たちがいるのを見た運営側は、このカードをデジタル商品と判断し、ゲーム内に経済が生まれたものだと解釈します。
つまり金銭的取引の場、言わば「市場」がオンライントレーディングカードゲーム内に誕生していると認識したのです。
そこで、そのデジタル商品の所有権を明白にする必要性や取引情報の証明を記載する必要が出来て、そのためには取引情報を記載する帳簿としてブロックチェーンが必要になり、仮想通貨BitCrystals(ビットクリスタルズ)が生まれる事となったというわけです。
BitCrystals(ビットクリスタルズ)の発行(バーン・焼却)とその価値
BitCrystals(ビットクリスタルズ)は リリースされてから1億枚のBCYが発行されました 。
そのうち30%は開発側の開発費用に当てられ、 残り70%は トークンセールで販売されています。
そのBCYはSpells of トレーディングカードを買うために購入でされるたびにバーン(焼却)される仕組みとなっています。
カード購入は現金でも出来ますが、現金で購入された場合も、Bitcrystals(BCY)で購入された場合も、そのカード分のBCY（現金はBCYに交換されます）がバーンされるような仕組みとなっています。
つまりBCYの供給量は常に減少する仕組みとなるので、価値は上がって行く事になるのです。
BitCrystals(ビットクリスタルズ)の今後
BitCrystals(ビットクリスタルズ)は トレーディングカードの購入取引が行われる度にバーンされるわけですから、使えば使われる程にその付加価値が上がることは考えられます。
しかし 他に使えることがなく1種類のトレーディングカードゲームでしか使い道がないというデメリットを持っています。
そういった意味では将来性があり得るのかどうなのかということは不安な点ではありますが、Spells of Genesis(スペルズオブジェネシス)というゲームは、ゲーム内でカードをトレードすることによって、そのカードを現金化する事できるという特性も持っています。
そうした特性やバーンされて、上がる価値を考えれば時期を見計らえば非常に価値のあるトークンとも思え、さらにEverdreamSoft(エバードリームソフト)が次に作るトークンへの架け橋ともなり得ることが考えられます。
実質次回のトークンにはスマートコントラクトが用いられる新しいトークンが生まれるという発表もあります。
そういった動向をみる中でも、BitCrystals(ビットクリスタルズ)を着目する価値はあるのではないでしょうか。
